①洗浄力の強いシャンプー剤を使用する
②一日に何度もシャンプーする
③悪徳育毛サロンなどで皮脂を根こそぎ取り除く
④高圧水流などで皮脂をとる
⑤シャンプー前に皮脂を溶かす
前にも書いたが、私たちの頭部を覆っている髪の毛は、急激な温度差や衝撃から脳を護る役割の他に、体内に入り込んだ毒素などを排泄する役割も担っているので、頭皮下には、髪の毛とともに体外へ排泄されるべき『毒素』も集められる。
そのため、長年習慣的に薬剤や健康食品などを飲み続けたり、肌によくない成分で構成された育毛剤などを使用された方の頭皮下には、驚くほど多量の不純物が集積されている。
これらの不純物は、本来なら、成長する髪の毛とともに体外へ排泄されるはずなのであるが、集積される量が排泄機能を上回ると、頭皮下に蓄積されてゆく。
この蓄積された不純物は、毛母細胞にとっては正真正銘の毒素であり、髪の成長を阻害するばかりか、深刻な脱毛症を発症させてしまう。そして、その後の発毛・育毛までも非常に困難な状態にしてしまうのである。
このため弊社では、お客さまの発毛・育毛の一助として、さまざまな理由と経緯で頭皮下に蓄積された不純物を取り除くために、エステティック施術『ルチア育毛デトックス』を施行している。
このルチア育毛デトックスは、本社でのみ行っているため、お客さまは日本全国からお越しくださる。飛行機を利用して一日がかりでいらっしゃる方や、観光がてら泊まりがけでお越しくださる方もおられるが、一般に遠方からお越しになる方は、ご自身で不純物の蓄積を自覚されている方ばかりなので、その抽出量は半端ではないくらいに多い。それでも回を重ねるごとに抽出量は少なくなる。
ところが、抽出される不純物がいったんは少なくなったにもかかわらず、逆に増えた方がいらっしゃった。不思議に思い詳しくお話を伺ったところ、「ルチアさんに来ればきれいにしていただけるので、安心していろいろ試してみている」という。その試してみたという内容をお聞きしたところ、「きな粉や、がんに利くというアガリクス(アガリクス茸というキノコの粉末)が育毛によいと本に書いてあったので、それらをお湯に溶かしたものを頭に塗った」といい、「ここ二ヵ月ぐらい抜け毛が止まらないので、市販の育毛剤を使用したりしています」などと、悲愴感あふれる表情で訴えられた。
これでは、せっかくきれいになった頭皮が元のような状態になってしまうので、今後はそのようなことをしないでいただきたいと厳重にお願いしたところ、「誓ってルチアさんの指導に従います」とその場は神妙な態度でお帰りになられた。
しかしその後も相変わらず、さまざまな情報に惑わされたようで、再度お越しになられた時は、頭皮の状態が信じ難いほど悪くなっていた。ご本人の話では、「先回までは、アガリクスやきな粉が(育毛に)良いというので塗っていましたが、こちらさんでダメだといわれたので止めました。その後は、やはり人に勧められて、酢やエタノール(原液)などを塗ったり、赤外線を当てたり、氷で冷やしたりしましたが、自分でも頭皮が固くなってしまったのがわかる」といわれた。
これには正直にいって困惑した。エタノールの原液などを頭部に塗りつけたままで、ライターの火などに近づいた場合、炎上する危険もある。そのような間違った情報を何の疑いもなく実行してしまうご当人にも問題はあるが、何の裏づけもない情報を無責任に流すメディアの姿勢にも憤りを覚えずにはいられない。
この方ばかりでなく、メディアの情報に惑わされて見当違いな方法を実行されている方は実に多い。
「唐辛子、マスタード、胡椒などの刺激物を塗りつけて、頭皮の血行を促すとよい」
「髪によいミネラルを多量に含む天然の粗塩で頭皮をこするとよい」
「昔から髪によいといわれるワカメを潰して塗るとよい」
「アワやキビなどの穀物エキスや、茸類のエキスを塗るとよい」などなど、事実に反する情報をまことしやかに流すなど、無責任も甚だしい。このように頭皮を汚すだけのものを塗りつけてみても、育毛効果があらわれるはずもない。
そればかりか、毛母細胞の呼吸困難を招いて、かえって回復困難な脱毛症を招いてしまうのは明白である。
また、ヨモギ、どくだみ、センブリ、スギナ、ユーカリ、カミツレ、クレソン、ローズマリーなどのハーブや薬草を潰して、その汁を直接頭皮に塗布した場合も同様の結果があらわれる。
これまでにも述べてきたが、おおかたの日本人は、電波からの情報を素直に信じてしまう傾向が非常に強い。脱毛症に限っていえば、大部分の方がテレビから送り出された間違った情報を鵜のみにしたことが原因で、自ら回復困難な状態を招いてしまっているといっても過言ではない。
その典型的な例が、前述の『頭皮を叩くとよい』というとんでもない情報ある。この一例をもってしても、メディアが送り出す情報は、必ずしも真実ではないとおわかりいただけると思う。
前述の他にも「ミカン、キンカン、カリン、リンゴなどの果汁、あるいはアロエなどを頭皮に塗りつけると育毛によい」という情報もあるが、これもとんでもない情報である。
一般に『薬』といえば生薬を除いた製剤を連想されるが、薬草は『毒を以て毒を制する』ものであることを理解していただきたい。
たとえば、古くから「医者要らず」の異名で知られるアロエは、すり傷、火傷などの外傷のみならず、胃腸薬としても抜群の効果を発揮する、「一家に一鉢」は備えておきたい万能植物ともいわれている。
だが、このアロエでさえ『育毛効果がある』と信じて毎日頭皮に塗り続ければ、薬効成分が徐々に毛母細胞を弱らせ、脱毛症を確実に進行させる。さらに乱用すれば皮膚の抵抗力が低下し、自然治癒力まで弱らせてしまう。アロエは妊婦が服用すれば流産を引き起こす怖れもあるくらい、作用の強い『毒草』であると認識すべきである。
私たちは、自然界に繁茂する薬草といわれるものであっても、用途を間違えると毒草になってしまう事実を、しっかりとわきまえなければならない。
髪の毛は、人体になくてはならない大切なもので、本来なら、人が生を終えるまで、決してなくなるものではない。したがって根拠のない風説に惑わされることなく、頭皮をいつも清潔に保っていれば、髪の毛はいつまでも健康な状態でいられるのである。わざわざ無駄な努力をしてまで脱毛症になる必要はないのである。
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