シンプル育毛法

ストレスと脱毛     STEP3)移り変わる脱毛の要因

慢性ストレスと脱毛
現代社会のストレスが原因で薄毛になってしまうケースが多い、というのは事実です。私たちの血管には、血管を拡張させる副交感神経と、血管を収縮させる交感神経 が分布しており、ストレスを受けると、交感神経が過剰に働いて血管を収縮させます。強烈なストレスで胃の働きが悪くなってしまうのもこの為です。
慢性ストレスと脱毛
頭皮の毛細血管 も同様に、ストレスの影響で収縮してしまい、髪をつくり出す毛母細胞への栄養補給が滞りがちになってしまいます。更に慢性ストレスの場合には、ストレスを感じる たびに毛細血管を縮ませてしまい、その結果、髪が細くなったり抜けたりして徐々に薄毛を進行させてしまいます。極論として、ストレスがなくなれば髪は徐々に回復 しますが、ストレス環境から抜け出せない場合には、年齢に関係なく育毛剤の力を借りて、毛母細胞への栄養補給を行う必要があります。ただし、数ある育毛剤の中には、 刺激や血管拡張によって「一時的にのみ血流を促進させる目的」でつくられたものが多数存在します。より自然体に近く、確実に育毛の効果を発揮させ、理想的な結果を 導く為には必ず「栄養補給を目的」としてつくられた育毛剤を選択しましょう。
円形脱毛症の実態
円形脱毛症に代表される急性脱毛は、非常に強いストレスで、血管が急激に収縮して毛根部分から離れてしまい、毛根への栄養補給が完全に断たれてしまうために現れる 一時的な現象です。強いストレスによる円形脱毛は、ストレスが解消されると同時に血管の収縮も回復するため、髪は早々に蘇生します。おおかたの場合、放っておいても 3ヶ月ほどで回復し、脱毛の痕跡は跡形もなく消えてしまいます。
円形脱毛症の実態
この円形脱毛症は、急激で非常に強いストレスがあってから約1ヶ月から3ヶ月後に現れます。これは、 毛根の栄養補給が途絶えても、毛乳頭と呼ばれる部分に栄養素が蓄えられているため、暫くの間は賄うことができるからです。そしてこの間隔のひらきがあるために、 実際に円形脱毛が現れる頃には、ストレスの有無を指摘されても、本人には思い当らない(ストレスの自覚がない)場合も多くあります。つまり「円形脱毛」という形式 をとった、「本人にとって強いストレスであった事実」を本自身人と周囲の人たちに知らせるための人体保護システムにすぎないということです。円形脱毛は現れても、 必ず治るものです。決して慌てず、必要以上に余計な手入れは控えましょう。誤ったケアを施すことで、かえって頭皮や毛細血管を傷めてしまい、新たな脱毛を引き起こす ケースも少なくないのです。これに限っては、飲み薬や塗り薬の使用も必要ないと考えて問題ありません。
産後の脱毛
女性だけに見られる産後の脱毛は、一言でいってしまえば、出産にともなう急激で強烈なストレスによる一時的な現象にすぎません。新しい命をこの世に送り出すための 想像を絶する強烈な痛みに、数時間、場合によっては数十時間も耐えて、時には死に瀕することさえもある出産は、壮絶な命のバトルです。また産婦にとっては、日頃の 生活では決して体験することのない体力、気力の限界への挑戦でもあります。
産後の脱毛
そして、そのような壮絶な体験をへた産婦には、出産直後から育児が始まります。2~3時間 おきの授乳、おむつ交換と母体の状態など一切お構いなし、待ったなしの毎日です。近年では、シングルマザーや子守りの経験がない母親も多く、それまでとは比べもの にならない程急激に、負担が加速する傾向にあります。そして勿論、家事も行わなければなりません。出産にともなうストレスだけなら、通常の円形脱毛と同様の メカニズムで、産後1ヶ月~3ヶ月で症状が始まり、放置しておいても自然に解消されます。しかし、産後の脱毛の場合、脱毛現象そのものに対するストレスだけではなく、 育児に対するストレスも加わって脱毛を促進させてしまうケースが多数を占めています。つまりは、産後の脱毛も円形脱毛も、本人の言葉にできない訴えを周囲に知らせる ための信号として現れているということです。周囲の理解と協力、思いやりが脱毛解消の鍵といえます。
脱毛要因トップ3
脱毛の要因は、時代とともに変化しています(ルチア調べ)。
1999年頃までの薄毛要因トップは 「洗髪不足」でした。その頃は「洗髪するとハゲになる」という誤った風評が、 まだ当たり前のように浸透していたため、滅多に洗髪していなかったといいます。そのような方々の頭皮には、酸化した皮脂と垢、汚れが幾重にも重なってできたフケが茶色 く頑固にこびりつき、しかも厚く固くなっていました。頭皮に汚れが堆積していては、毛母細胞が弱まってしまい、折角発毛しても髪が成長しきれずに抜けてしまいます (※このような状況であっても、決して諦めず、良質なシャンプー・コンディショナーで正しいシャンプー法を励行し、弱った毛母細胞に栄養を与える育毛剤の使用を続け ていくことで順調に回復することが実証されています)。
脱毛要因トップ3
洗髪不足の次に多かったのが、粗悪なシャンプー(肌に良くない成分でつくられたシャンプー)の使用と、 誤ったシャンプー法による肌荒れでした。髪と肌の成分は同じです。毎日使用するシャンプーは、肌に良い成分でつくられたものを選択する重要性が伺えるランキングになりました。 またこの頃、「頭皮をたたくと育毛に良い」というとんでもない風説が幅をきかせていたため、ブラシなどで1日300回以上も頭皮をたたくのを日課としている方たちもいました。 しかし、いくら頭皮をたたいても毛細血管を含む皮下組織を傷つけ、時には破壊してしまうだけで、発毛や育毛が促進された例はありません。これと同時期に、「洗髪不足 と頭皮の肌荒れ」という単純な要因で起きた脱毛を、育毛剤浸透器具の使用や高周波などの電気治療、植毛術などの誤った手入れを施したことで、皮下組織の破損、破壊、 変質といったより深刻で回復困難な脱毛へと急速に進行させてしまった方々が急速に増え始めました。
2003年の統計では、「皮脂が脱毛の要因」(皮脂が毛穴に詰まって発毛を妨げる、毛根を弱らせる、育毛剤の浸透を 妨げるなど)であるという間違った風説が蔓延し、1日に何度も洗髪する方や1回のシャンプー時間が5分以上という方、そして中には10分以上も洗い続けるといった方など、 シャンプーのしすぎで脱毛してしまう方が続出しました。1999年のそれとは全く逆の状況になったわけです。
しかしながら先方で述べた通り、皮脂は私たちの髪と頭皮を護る成分であり、決して脱毛の要因ではりません。また、「アロエやみかんの汁を頭皮に塗布する」などという 根も葉もない育毛法も、まことしやかに流布され、この風説を真に受けた方々が真剣に実行してしまう状況でした。頭皮に塗りつける素材は、その時々と人によって変化し、 みかん、りんご、黒ごま、アルコール、きな粉、ドクダミ、ヨモギなど多種多彩で、困ったことにこれらの風説は今も尚根強く残っています。 正直、塗りつける素材は問題ではありません。いかなる素材であっても頭皮に直接塗りつけると、汚れに変化するか肌荒れのもとになるのみで、育毛の助けになることは ありません。このようにして生じた頭皮のトラブルは順調な発毛・育毛の妨げとなり、次第に抜け毛、脱毛を進行させます。 頭皮への過剰なケアはトラブルのもとになるだけなのです。 そしてこの頃から、以前はごく稀であった「薬害」による脱毛が猛烈な勢いで増えはじめます。「薬害」については後に述べますが、1999年頃の薬害は、塗り薬、飲み薬など 病の治療目的で投与された薬物の影響によるものでした。
2007~2008年の統計から、ついに 「薬害」による脱毛が全体の半数を超える事態になりました。この頃の薬害は、 健康食品(サプリメント)の普及に伴い、それらの過剰摂取成分 が脱毛を引き起こすケースが大半を占めています。その上、健康食品の多様化に付随して、今後も増え続けるものと思われます。「薬害」による 脱毛は進行が急速で、尚且つ回復が非常に困難なケースといえます。 このように、多くの方が脱毛を進行させてしまう最大の要因は、髪と頭皮についての誤った認識によるものが大半を占めています。時と共に新な風説が生まれ、多くの方が その風説に左右されて脱毛を進行させてしまう現状があります。次々に生まれる誤った風説に惑わされず、個々が正しい知識を持ち、正しいケア施すことが重要なのです。
塗り薬・飲み薬がもたらす脱毛
放射線治療や、抗がん剤治療の副作用で髪が抜けてしまうケースがあるのはよく知られていますが、その他の病の治療目的で使用された薬が原因で、脱毛症になってしまう ケースは以外と知られていません。私たちが使用する全ての薬は「毒をもって毒を制する」もので、病原菌を退治するための毒を「薬」と呼んでいるのです。 本来私たちの身体には、生命を護るための様々な保護機能が備わっており、必要以上に薬物を摂取した場合、その大半が汗や大小便、髪の毛などに混じって体外へ送り出される 仕組みになっています。
塗り薬・飲み薬がもたらす脱毛
しかし、摂取された薬物(毒)量が身体の排泄機能を上回ると、頭皮下などに不純物として蓄積し、やがて脱毛などの深刻なトラブルに発展してしまいます。 ルチアではこれら薬の副作用による脱毛現象を、他の要因で引き起こす脱毛現象と区別して「薬害」と呼んでいます。またこの副作用による脱毛は、特定の薬剤のみで起こる現象 ではありません。
例えば、炎症を抑える目的で服用した抗炎症剤の成分は、血液に取り込まれて体内を巡ります。つまり、炎症がある箇所を含む身体の全てが、薬剤の影響を受け ます。その際、体内で消化しきれなかった余剰分は老廃物として、汗や大小便によって排泄されます(ビタミン剤などを多量に服用した後の小便が、独特な臭気を放つのはこの ためです)。また、塗り薬の場合にはひとつひとつのニキビや吹き出物、湿疹に対応した量だけが、正確にその箇所にだけ限定塗布される訳ではりません。おおかたの場合、 必要以上の周囲にまで塗布され、皮膚を通して体内に吸収されます(この現象を経皮吸収と呼びます)。このようにして体内に取り込まれた後、汗や大小便などで排泄しきれなかった 「老廃物(残留成分)」の多くは、髪の毛に含まれ体外へ運び出される仕組みになっています。しかし、その残留成分の量が多くなると、髪の毛をつくる毛母細胞の働きが弱くなり、 やがて脱毛現象が現れます。

急性の場合、薬剤の摂取をやめることで髪は早々に回復する場合もあります。しかし、相談者のデータに基づく「残留成分がもたらす脱毛現象」は、摂取した薬剤の成分や量、 本人の体質などによって程度が異なります。場合によっては数か月後、10年以上に後になって現れることもあり、更には、頭皮下に蓄積された残留成分が毛母細胞の働きの妨げ にならない量まで排泄されるまで、脱毛が続くケースもあります。つまりは、脱毛の原因が「薬害」である場合、薬剤の過剰使用防止と、頭皮下の残留成分の除去こそが脱毛回復の 鍵となるのです。薬害による脱毛は通常、本人の自覚と申告がなければ、第三者には把握できない深刻なケースになってしまいます。薬害に心当たりがある方は、200倍スコープ での頭皮診断を受けて、頭皮の毛細血管の状態を把握することをお勧めします。 

(ルチアでは、頭皮下に蓄積した不純物を取り除く発毛・育毛促進プログラムとして「ミラクルクレンジング」を提唱しています。)
健康食品と脱毛
健康食品が原因で脱毛になる」と言われてもピンとくる方は少ないが、これは事実です。 私たちは、特定の栄養素などを錠剤、粉状、液状、カプセル状などに濃縮したものを健康食品、あるいはサプリメントと呼んでいますが、これらを常用すると、特定成分を 必要以上に摂取してしまうことがあります。これらを体内で消化しきれない程過剰に摂取してしまうと、余剰分は老廃物として汗や大小便によって排泄されます。排泄しき れなかった成分は残留成分(不純物)として頭皮下に蓄積され、やがて髪の毛に含まれて体外へ排泄されます。しかしこの場合も「薬」の副作用と同様に、残留成分の量が 肥大化すると髪の毛をつくる細胞である毛母細胞の働きを弱めてしまい、その結果脱毛現象を引き起こします(このケースの脱毛現象も、分かりやすく「薬害」と呼んでいます)。

 「移り変わる脱毛の要因トップ3」でも紹介したように、近年の相談者たちの脱毛要因のトップはこの「薬害」で、その急増ぶりにはとても驚かされます。 事実、相談者の統計では健康食品などの摂取が原因で薄毛になったケースが多いのに対し、発毛・育毛が促進された実例は存在しません。また、健康食品などを常用している 相談者たちの頭皮を200倍スコープを通して見ると、毛細血管がまるで悲鳴を上げているかのように赤くふくれあがってしまっていることがあります。これこそが、特定成分 の過剰摂取を知らせる身体からの警告であり、「薬害」の方に共通する頭皮の状態です。更に困ったことに、過剰摂取となる程度の健康食品などの摂取量については、個人差 があります。摂取された量に関係なく脱毛現象が起こり、とりやめた時期に関係なく、脱毛現象が続く場合もあります。これを機会に是非、健康食品、サプリメント、 美容食品、プロテインなどを常用することによって、脱毛現象を引き起こす場合があるという事実を知っておいてください。
健康食品と脱毛
やってはいけない育毛法
脱毛を進行させてしまう最大の要因は、おおかたの場合、日常のヘアケアに問題があるケースと、誤ったお手入れを施しているケースに二分されます。様々な育毛法の中で、 ルチアの実証を踏まえた見解として「やってはいけない」と判断される育毛法を図にして挙げてみます。

× 爽快感のある育毛剤を継続使用する

スキッとする爽快感は、頭皮の熱が瞬時に奪われるために起こる感覚で、これが繰り返されると、急激な温度変化から脳を護ろうとする保護システムが働いて、頭皮が次第に 厚く固くなります。その結果、抜け毛がひどくなります。

× 皮脂を根こそぎ取ろうとする

皮脂は脱毛の原因ではありません。皮脂を根こそぎ取り除こうとする行為は髪と頭皮を傷めて、さまざまなトラブルを引き起こし深刻な脱毛を招いてしまいます。

× 頭皮をマッサージする

マッサージによって発生する熱に対抗して皮脂が過剰に分泌されるようになってしまいます。また、摩擦によって頭皮が次第に分厚く固くなり、結果、脱毛症を引き起こします

× 頭皮をたたく

頭皮や毛細血管を含む皮下組織を傷つけ、時には破壊してしまうことにもなります。

× 高周波、低周波などを頭皮に施す

皮下組織の破壊と変質につながり、時間の経過とともに、深刻な脱毛を引き起こします。

× 果汁や、植物の汁などを頭皮に塗る

手足に果汁や植物の汁などを塗るとべたつくのが分かります。このべたつきは汚れです。果汁や植物の汁などを頭皮に塗っても、頭皮を汚すのみで、育毛効果は全くありません。 寧ろ肌荒れや抜け毛などのトラブルを招きます。

× 器具を使用して育毛剤を浸透させる

皮膚のバリアー機能を破って、不要な成分を含む様々な成分が過剰に取り込まれ、結果、脱毛を引き起こします。

× 健康食品、サプリメントを常用する

特定成分の過剰摂取は、急激な脱毛現象を引き起こすことがあります。
これを機に、是非とも正しい知識を身につけ、有効的且つ無理のない育毛方法を実践しましょう。